「スリをしようとしただけ・・・」えっ無罪!?驚きの痴漢裁判の判決結果

公開日:  最終更新日:2017/11/20

今回は、JR大阪環状線の電車内で痴漢容疑で現行犯逮捕された男が、実はスリ行為をしようとしたところ誤認逮捕されたと裁判で主張した結果、無罪が認められた事件をプレイバックする。何ともまぁ、煮え切らない判決結果である・・・。

痴漢裁判でビックリ仰天の新証言が!?

スリ行為

その事件は、2016年の4月9日午後4時頃に発生した。JR大阪環状線の電車内で20代女性の尻を触った疑いで50代の無職男(A)が現行犯逮捕されたのである。Aは、捜査の段階から『故意にやったわけではない』と犯行を否認し続けたが、その主張も虚しく起訴されて裁判にかけられることになった。

大阪地裁で11月15日に開かれた判決公判では、迷惑防止条例違反の罪状認否で改めて被告から故意ではなかったことが主張された。しかし、その過程でビックリ仰天の新証言が飛び出したのである。

なぜ故意ではなかったと言えるのか?Aが証言した内容は、誰も予想できない意外なものであった。何とこの公判になって突然、前方にいた男性の財布を奪おうとしていたところ、偶然女性の尻に手が当たってしまったと主張し出しだのである。

犯罪行為の立証で無罪にされてしまう理不尽

誰かの入れ知恵なのか?それとも真実なのか?実際のところ、前方の男性へのスリ行為は未遂に終わっている。ということは、窃盗未遂として今後処罰される可能性はあるものの、これが立証されるならば、今回の痴漢事件について罪を逃れることができるかもしれない。

そして、裁判所が下した判決は、やはり無罪であった。窃盗未遂については、被害届がないため再捜査されないことともなった。少し不謹慎な表現になるかもしれないが、ある意味この“逆転の発想”が無罪という結果を勝ち得たのである。

犯罪行為の立証によって無罪にされてしまうなんて!?痴漢被害者の怒りは察するに余りあるが、傍聴していた人々も何とも煮え切らない判決結果に納得できなかったのではなかろうか?しかし、冷静になって考えると今回の裁判が痴漢事件についてのものであり、理不尽とまで言うことはできないのだ。

まだあったこの痴漢事件の驚きの結末

痴漢被害に遭った女性も、ある程度痴漢行為を受けているという確証がないと訴え出たりしないだろう。しかし、この裁判では、あくまで客観的な立場から被害女性の主張よりも、Aのスリ行為をしようとしたという主張に信憑性があると判断されたのだ。この判例を悪用する者が出てこないことを願うばかりである。

しかし・・・だ。この事件には、まだ続きがある。痴漢裁判で無罪を勝ち得たAであるが、後日、窃盗容疑で現行犯逮捕されたと報じられている。同じく電車内でスリ行為を働いたということだ。

今回の件でしばらく自重しようとは思わないほど、スリ行為が常習化したいたに違いない。結局、この男性の裁判における証言が本当である可能性が高いことを皮肉にも証明するオチであった・・・。痴漢被害に遭った女性も、少しは溜飲を下げることができたかもしれない。

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